
作例1 京華城 F11 1/125 RDP3
![]() 作例2 ミスタードーナッツ F8 1/60 RDP3 |
![]() 作例3 台北101展望台より台北市内 F11 1/125 RDP3 |
![]() 作例4 圓山大飯店 F11 1/125 RDP3 |

フジカGS645プロフェッショナル
Fujica GS645 Professional
![]() 本体を格納したところ。 |
![]() EBCフジノン75mmF3.4レンズ。 |
![]() カメラ内部。220フィルムを使用する時にはカウンターと厚板を切り替える。 |
![]() フィルターを使用するためには専用フードが必要。内部に40.5mmのフィルターを装着できる。ほかに接写用アクセサリーなども用意したい。 |
フジカGS645プロフェッショナルは、1983年3月25日に富士写真フィルム株式会社が発売を開始したセミ判(6x4.5cm判)の蛇腹折りたたみ式の中判コンパクトカメラです。蛇腹折りたたみ式カメラは1920年代から隆盛を極めましたが、1960年代にほとんど姿を消してしまいました。このGS645は世界最後の蛇腹折りたたみ式カメラなのです。
性能的には非常に優れたカメラで、蛇腹折りたたみ式にもかかわらず巻き上げレバーを操作すると同時にシャッターがチャージされるセルフコッキングになっていて、迅速な撮影が可能ですし、もちろん距離計連動でブライトフレーム方式の鮮明なファインダーで正確なピント合わせが可能です。さらにファインダー光学系に測光システムを持ち、シャッター速度リングや絞りリングと連動して、正確な露出決定が迅速にできます。軽量にするために外装はプラスチックですが、しっかりした作りのカメラです。
特筆すべきはそのレンズの良さで、EBCフジノン75mmF3.4はこのタイプのカメラとしては一般的なテッサータイプではなく、より高解像な4群5枚のクセノタールタイプを採用していることです。フィルムメーカー製レンズらしく、カラーでの発色もビビッドです。
今回初めての台湾旅行にこのカメラを携行したのですが、折り畳むと肩からさげているのを忘れてしまうくらい軽快で、しかし撮影の際には確実に写真を撮っている感覚が頼もしく、なによりその撮影結果は素晴らしいものだと言えるでしょう。220フィルムを使用すれば30枚撮りなので、フィルム交換の手間も少なくて済みます。
このように優れたカメラなのですが、一点弱点があります。それは蛇腹の材質です。ビニール製の蛇腹が現在では劣化してぼろぼろになってしまい、漏光してしまい撮影に使用できない個体が多いのです。
弊社では以前フジが修理に使用していた、耐久性のある素材で作られた新品蛇腹を修理に使用しています。このため完全な機能回復ができ、長期にわたる使用が可能です。オーバーホール料金は\31,500(露出計はのぞく)、蛇腹交換費用は部品代を含め\18,900追加です。なお蛇腹交換だけの修理も特別にお受けいたしますが、その場合は\26,250となります。
実は私のカメラは、特注の赤蛇腹にしてあります。現在は赤蛇腹は手に入りませんが、暗緑色の蛇腹にすることはできます。ご興味がある方はご相談ください。