今月の一枚

2010年10月 宮崎R&D PERAR 35mmF3.5 ライカマウントレンズ

ミノルタCLEに格納状態で装着。

ミノルタCLEに装着、撮影可能な状態としたところ。

ライカM4に撮影可能状態でフード付きで装着。

作例1 F11 AE

作例2  F5.6 AE

作例3  F3.5開放 AE

作例4 F11 AE

 

解説

MS-OPTICAL(宮崎光学)が独自設計・開発したオリジナルレンズ第三弾が登場しました!! 以下、宮崎による説明文です。

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今回は三群三枚構成のトリプレットタイプの研究を極めた結果、PERAR 35mmF3.5 超小型レンズを発売いたします。前後2枚の凸レンズの間に配置された凹レンズにタンタル系超高屈ガラスを採用、そして一般的なトリプレットレンズの倍の肉厚を持たせることで、テッサータイプを上回る性能を持つ高性能35mm広角レンズを開発しました。

さらに6面全面にマルチコートを採用した結果、光線透過率は97%という驚異的な数値を達成、MTFは55%/40本というハイコントラスト・高解像レンズとなっています。さらに最適配置された完全円形絞りの採用により、トリプレットとは思えない美しいボケも得ています。

デザインも極めてコンパクトで美しく、沈胴時には前面はほぼ平坦となります。専用フード、リアキャップ兼用のフードキャップ、前キャップが付属します。

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実際に使用してみると、とても扱いやすいことに感心します。沈胴させるとフードがない状態ではレンズ部が突出しないため携行にとても便利ですが、撮影の際には専用フードを常用したほうが絞り操作が容易です。写りは宮崎の説明通り、大変シャープでクリアでした。歪曲収差もマクロレンズ並みの少なさです。

生産本数は当初180本、価格は49,000円(税別)です。なお弊社会員の方には消費税分をサービスし、49,000円で頒布いたします。お問い合わせ、ご注文はお電話、メールなどでお受けいたしております。(すでに完売いたしました)

★作例写真はすべてHexar RFで撮影。フィルムはDNP Centuria 100