執筆記事

出版物 早川通信

早川通信とは

 早川通信20号前書きより

早川通信はカメラ市会場の早田カメラ店のブースで配布されるフリーペーパーとして、平成8年に創刊されました。

なぜ早田ではなく早川かという命名の理由については第2号をお読みいただくとして、このぺーパーの発案者は早田氏でありながらなぜか発行元は常に「そのへんでうろうろしている怪しい常連客連中」であって公式には早田カメラ店の発行物ではないという、その埋由はいまだに謎のべールに包まれたまま7年の長きに渡って会場内にバラまかれ続けてきたのでありました。

新たに8年目に突入するにあたって本誌は、ますます気含いが入ることもなくしかし飽きることもなくズルズルと際限なくカメラと戯れながらカメラ市会場に根を張り今後も後ろ向きに前進し続ける所存であります。

早川通信20号(合本号)
本誌主筆 ごあいさつ
ねもとやすひと

早川通信20号表紙 早川通信激動の二千五百五十三日

早川通信20号表紙 早川通信激動の二千五百五十三日

 

 なんか最初は勢いで始めてしまったものがやめるにやめられなくなり、気がつくとこんなになっていたのか、と驚くことが人生にはあるそうなのですが、私にとってはまさに早川通信がそれです。

 そもそもなんで早川通信に記事を書くことになったのか、そのいきさつも今では良く覚えていません。ですが、いつも中古カメラ市の前になると締め切りに追われ、ひどい場合には徹夜になってしまったことはしっかり思い出すことができます。

 記事の正確性を期すために、いろいろなカメラやレンズを手元に準備するのですが、それが見つからずに何時間も探し回って大変な思いをするのも毎度のことです。つらいんですよね、これ。

 その上、せっかく原稿が仕上がっても、文字が小さいだの、読みにくいだのと言われるがオチで、特に反響があるわけでもなく、もちろん一銭の得にもならず、なんというか人生の修行をしているようなものです。たしかに読む方も大変かもしれませんから、書き手も読者も苦行を耐えるという点では、お互いフェアでいいですね。ついでに書くと、毎号の早川通信とこの本をとりまとめた編集長の佐々木さんも、非常に苦労されています。 ということで、忍耐と集中力を養うのにはいいのではないでしょうか、早川通信。
それで次号はどうしましょうか ( 笑 )

1号から21号までの歴史

号数 発行年月日 主な内容 発行場所 ページ数
第1号 1996年2月28日 ・中古カメラ市の歩き方

・ローライTLRの(実践的?)選び方

A5判コピー誌として創刊。会場マップが売り物だった

銀座 6P
第2号 1996年9月5日 ・早川通信とは

・とてもよく写るアグファ・35mmカメラのご紹介

1号目とは別スタッフが編集・制作

新宿 6P
第3号 1997年2月26日 ・ペンタコンシックスとその家族

また1号目のスタッフが担当。以後なぜかそのままになる

銀座 8P
第4号 1997年5月23日 ・ペンタコンシックスとその家族(後編)

会場マップが公式配布となったので、以後掲載とりやめ

有楽町 4P
第5号 1997年9月4日 ・コンパーとプロンターのすべて

・日本が世界に誇る名機 マミヤCシリーズのすべて

どんどん字が小さくなる

新宿 6P
第6号 1998年2月25日 ・美女とアドボケイト

・EXAで遊ぼう

増ページでさらに字が小さくなる。黄と青の2種類あり

銀座 8P
第7号 1998年5月22日 ・早田清が選ぶクラシックカメラのABC(第一回A)

・よくわかるQBM講座

・みんなが知らないプラクチカBシリーズの魅力

「クラシックカメラのABC」連載開始

渋谷 8P
第8号 1998年9月3日 ・早田清が選ぶクラシックカメラのABC(第2回B)

・フォーカルプレーンシャッター式ゼンザブロニカ

ますます字が小さくなる

新宿 8P
第9号 1999年2月24日 ・早田清が選ぶクラシックカメラのABC(第3回C)

・高くなりすぎて手が出せない!! 距離計連動式ニコンカメラ

いよいよ字が小さくなる

銀座 8P
第10号 1999年6月4日 ・早田清が選ぶ世界とんでもカメラ列伝第一回

・全解説距離計連動式ニコンカメラ用ニッコールレンズ

極めつけに字が小さくなる。全部読んだ人いるのだろうか

渋谷 8P
第11号 1999年9月3日 ・早田清が選ぶ世界とんでもカメラ列伝第二回

・早川通信第11号記念特集 早川通信の謎を解く

・お笑いカメラ劇場1

巻末まんが連載開始。やっと6Pに復帰

新宿 6P
第12号 2000年2月23日 ・ミレニアム記念大特集2000のつくカメラ大集合

・意外といいぞ、コニカ一眼レフ用ヘキサノンレンズ

・お笑いカメラ劇場2

ようやくDTP化。タイトルイラスト連載開始

銀座 6P
第13号 2000年6月2日 ・知っているようで知らないカメラ七不思議

・ALL ABOUT KOMURA

・お笑いカメラ劇場3

本来はこれがスタンダードだったはずの4Pに復帰

渋谷 4P
第14号 2000年9月1日 ・THE カメラ占い

・カメラも腐る暑い夏

・お笑いカメラ劇場4

B5サイズとなる。初目は特別編集バージョンを配布

新宿 6P
第15号 2001年2月21日 ・早田清が21世紀に残したい歴史的カメラ ベスト21

・ニッコールレンズと21台のカメラ

・お笑いカメラ劇場5

主筆またも筆が暴走し過去最小の字で印刷の限界に挑戦

銀座 8P
第16号 2001年8月31日 ・クラシックカメラ再入門

・愛すべきマミヤ・ユニバーサルプレスのすべて

・お笑いカメラ劇場6

8月炎天下のカメラ市。黄とオレンジあり

新宿 8P
第17号 2002年2月20日 ・早田カメラ店50周年記念特集 back to the 1952

・マイクロカメラDUCATIの魔力

・お笑いカメラ劇場7

水色と藤色あり。アンケートはさみこみ

銀座 8+1P
第18号 2002年5月23日 ・W杯開催記念 決勝戦の日本VSドイツを占う!!

・クラシックカメラ使い始め豆知識

・お笑いカメラ劇場8

2年振りに渋谷に復帰

渋谷 8P
第19号 2002年9月13日 ・カメラふしぎ発見 35mmもあるぞ!二眼レフの世界

・Rollei 35

・お笑いカメラ劇場9

主筆運営の早田カメララボ゙開設予告チラシはさみこみ

新宿 8+1P
第20号 2003年2月26日 合本号 1冊1,000円で販売、限定500部 銀座
第21号 2004年2月26日 ・標準用ニッコールレンズ(続編)

・お笑いカメラ劇場10

1年ぶりの復刊、次号は出るのか、、、

銀座 6P

★早川通信は、すべて配布あるいは販売終了いたしております。