パナソニックのルミックスG1に宮本製作所(Rayqualブランド)が発売したライカMマウント用アダプターを装着して、様々なライカマウントレンズ(さらにはさらにアダプターを追加して多様なマウントのレンズ)の撮影を楽しむことは、昨年末大きな話題となりました。弊社および早田カメラ店でも、宮本製作所からそれぞれ20個程度アダプターを仕入れて販売いたしましたが一瞬にして完売となり、弊社も現在サンプルが一個手元にあるだけです。弊社では14,700円(税込、弊社会員の方には14,000円)で販売いたしておりますが、次回入荷は今月末頃の予定です。2009年1月30日現在ご予約を承っている状況です(★本アダプターの販売は終了いたしました)。
さて、マイクロフォーサーズのフランジバックが短く反射ミラーが存在しないという特徴は、今までのデジタルカメラでは撮影が難しかったレンズを活用できる道を開いてくれるものであると言えます。今回ご紹介するのは、宮本製作所がライカマウントアダプターの製造だけで手一杯で、新しいマウントに対応したアダプターの製作が当面難しい見込みであるため、早田が宮崎R&Dと共同開発したCマウント用アダプターです。まだできたてのほやほやで数個しかありませんが、すでに弊社会員の方などに頒布が開始されております。1個10,000円(税込)で、今後もう少し製作する予定です(★本アダプターの販売は終了いたしました)。
シネ用レンズは非常におもしろいレンズがいろいろ存在しますが、スチルカメラユーザーにはほとんどなじみがないものばかりでしょう。今回早田カメラ店で販売しているレンズを数本ご紹介いたします。いずれも焦点距離が非常に短いですが、マイクロフォーサーズは35mm換算では2倍の焦点距離となりますから、25mmは50mm標準相当ということなるので使いやすいレンズがいろいろあります。特にシネ用レンズは、開放F値が非常に明るいレンズが多く、その点で大いに魅力があります。
作例写真でおわかりいただけるように、たとえばアンジェニューの25mmF0.95は、F0.95という驚くべき明るさでありながら中心部はきっちりシャープで驚かされます。四隅が少しケラレますが、これはレンズが奥目のため前枠でケラレが生じています。ソン・ベルチオの10mmF1.9は円形に写っていますが、20mmの広角なのでおもしろい描写です。こうしたシネ用レンズについてご興味をお持ちになった方は、レンズによって調整が必要なケース、あるいは装着不能というケースもありますので、早田(早田カメラ店)まで直接お問い合わせください(TEL.03-3841-5824)。弊社ではこのアダプターはお取り扱いいたしておりませんので、お問い合わせはご遠慮くださいますようお願いいたします(販売終了いたしました)。
なおCマウント用レンズのオーバーホールは弊社でお受けいたしております。またCマウント用レンズのレンズキャップ製作(銀、真ちゅう、ステンレスなど)も行っております。いずれも最近ご依頼が急増しております。どうぞ遠慮なくお問い合わせください。